今回は、商品部のバイヤーを紹介します。一見華やかな印象のバイヤーですが、センスや目利きが売り上げを大きく左右することになるため、その責任は重大。幅広い視野と感性が求められる仕事です。
アパレル雑貨(肌着部門)のバイヤーを担当して2年目(2023年4月28日現在)の吉水さんに話を聞いてみました。
たくさんの人と関われて、新たな視野も広がる貴重な経験
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小売業で働く人にとって憧れの職業でもあるバイヤーですが、具体的にはどのような業務なのでしょうか?
現在、サンリブ全店舗の肌着の仕入れを担当しています。メーカーさんとの商談をはじめ、どの商品をどの店舗に置くかを決めて発注したり、商品の売価を決めたり、店舗に出向いて売上状況を確認したりなど、業務は多岐に渡ります。その他にも、チラシの作成や店舗ごとの在庫調整なども行っています。一日一日過ぎるのが早くて、1週間も本当にあっという間。毎日がとても充実しています。
売上に直結する面白さと責任感
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今の仕事のやりがいや面白さを教えてください。
なんといっても、メーカーさんの展示会に参加でき、自分のセンスで商品をセレクトできるところ。自分が選んだ商品が店頭に並ぶ前日はすごくワクワクします。そして、その商品をお客様が手に取ってくれているのを見ると本当にうれしいですね。この喜びはバイヤーならではの特権だと思います。
セレクトミスをしたら売上に響くので責任はすごく重大だし「怖いな」とは感じますが、メーカーさんとお話する中で、素材についてのこだわりや最近の流行が知れたり、日々、本当に勉強になっています。
商品部に来たからこそわかる売り場の楽しさ
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以前は売り場でアウターの販売を担当していたとのことですが、
どちらが楽しいですか?
正直どちらも楽しいです! 売り場はお客様と関われる楽しさがありましたが、バイヤーはまた違った楽しさがあります。商品を選ぶ時、店舗ごとのターゲット層や特徴に合わせてエリアマネージャーとも相談するのですが、本当にいろいろな人たちと関われているなぁと実感します。そして、仕入れ側を経験することで売り場を客観的に見れた部分もあり、貴重な体験ができています。もしまた売り場を担当した際には、新たな視点で携われるかもしれないと思っています。
華やかなイメージの裏には、さまざまな努力があり、たくさんの人達との関わりがあるのですね。「達成感」や「喜び」を感じられる商品部に興味を持ってくれる学生さんが増えると嬉しいです。