就職活動において絶対に取り組む「志望動機」。「エントリーする企業に関して何も知らないのに、どうやって志望動機なんて書くわけ?」という声をよく聞きます。そこで今回は23年入社の新田 正治さんに登場してもらい、志望動機の考え方を聞いてみました。
Interview■
就職活動において絶対に取り組む「志望動機」
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就職活動の時に志望動機は考えたと思いますが、実際に苦労しましたか?
働いたことのない会社ですし、そもそも働くという経験もアルバイト程度しかないわけなので、イメージしにくい部分もあり大変でした。まずは志望する会社のどんな部分に興味を持っているのかを明確にすることから始めました。関心のあることを自分なりに調べていくうちに、やりたいことなども見つけられるかもしれません。私の場合は、売り場のレイアウトに興味を持ったことが始まりでした。店舗での「売るための工夫」というマーケティングに関心を持ったわけです。志望動機も自己分析も業界研究も結局一つにつながってくると思っています。私は計算・計画を立てて目標をやり遂げることが好きだったので、店舗つくりに活かせるかもしれないと思ったことが志望動機のベースとなりました。
Interview ■
準備の仕方
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自己分析をして自分の長所を活かせる業種を探すという流れと似ていますね。
ただ“業界”を志望する動機は説明できても、その“会社”を志望する理由にはな
らないように感じますが、そのあたりはどのように準備されたのですか?
ここからは業界研究と同じです。インターネットで情報収集を行いました。企業文化、トップメッセージ、働いている従業員の声など。共感できる部分はノートに写したりして、志望動機として取り入れていました。そういったコツコツと情報収集をしていくと、繰り返し使われる言葉などを見つけることができます。そこからサービスへのこだわりなども見えてきます。そういった会社の特徴と自分自身の価値観が合うということを説明していくことで、志望動機になっていくと思います。
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差別化につながる
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単純に情報を読み探すのではなく、自分の価値観と照らし合わせながら読んでいくということですね。入社後のイメージをしっかりと持っていると相手に伝わることは好印象かもしれませんね。
自分は何がしたいのか?何ができるのか?なぜここでそれがしたいのか?を情報収集を元に考えることができれば、しっかりとした志望動機が出来上がると思います。1社ずつに準備することは大変だと思いますが、ここで他の学生さんとの差別化につながると思うので、ぜひ頑張ってください。